
近年、日本各地の沿岸から藻場(もば)が消えています。 藻場とは、太陽光の指し込む浅い海に陸上の植物や海藻が茂る水生生物の宝庫です。 地元の漁師や専門家は海の豊かさを守るため、藻場再生を目指しています。 藻場が枯れる磯焼けが起こるのは 水温の上昇や、ウニの大量発生などで生えた芽が食いつくされてしまうこと、 海に流れ込む川の水質変化の調査結果から森林伐採による山の土壌変化などが要因と考えられています。 各地では藻場再生のために、害になる水生生物の除去や良い土壌から流れるはずの成分を海に与えるなどの対策が行われ 効果を上げています。